お葬式の費用がどのくらいかかるかわからない。葬儀会社の互助会ってあるけど、それって入ったほうがいいの?
親や自分が死んだ後の葬儀にどのくらいのお金がかかるのか、調べてもはっきりしないことが多くて困っていませんか?
この記事では、母親が急死して葬儀をした実体験を元に書きました。
2018年当時のものですが、実際の請求書も載せているので参考にしてみてください。
では早速、内訳から
٩( ‘ω’ )و
葬儀費用 総額と内訳
葬儀会社の斎場についた時には葬儀をどうするか決まっていました。というのも、実家まで車で2時間かかるため、母が亡くなった連絡を受けてから大急ぎで駆けつける間に、父が葬儀や通夜など勝手に決めてしまっていたからです。
(>人<;)
母が亡くなってから火葬までの簡単な流れは以下の通り。
病院で死亡確認
↓
葬儀会社の葬儀場へ遺体を搬送(父が葬儀会社へ連絡?)
↓
通夜(亡くなった当日)
↓
葬儀(亡くなった翌日)
火葬
お通夜は亡くなった翌日にすることが一般的なようです。
父が早くしてくれ!と言ったようで、亡くなった当日に通夜が行われ、翌日には葬儀、火葬とあっという間に骨になってしまい、悲しむ暇がありませんでした。
(๑╯ﻌ╰๑)
請求金額
父が決めた葬儀なので打ち合わせの内容がわかりませんが、実際の請求書がこちらです。↓(2018年・平成30年当時)
まず1ページ目
2ページ目↓
驚いたことに、124万円だった金額が30万円に!
会員特典として98万円が値引きされています。
請求金額の不明点
そもそも一つひとつの金額が謎い〜〜〜。
金額がなぞって、どういうこと?
つまり、内訳一つひとつの相場がわからんのよ。
あ〜、棺桶とか祭壇とかの値段?
骨壷3万円って言われても、それが適正かどうかわからない〜
まあ、骨壺はいいとして、柩とか11万するけど、10万円値引きされているから、そんなに値引きして大丈夫なのかな〜とか・・・。
2ページ目に手書き文字があるのはおかーさんが書いたの?
互助会会費ってあるけど、実際どのくらいの金額をどのくらいの期間、払ったかわからなくて、電話で確認したよ。
請求書がわかりずらくて、何度見てもなんだかスッキリしないのはわたしだけでしょうか?
特に謎が深いのはこの2つ
- 基本コース料金が積立額から相殺されている。
- 互助会の積立金に消費税がついており、その金額が会員証消費税として加算されている。
1. 基本コース料金が積立額から相殺されている。
2ページ目のこの部分の事です。
基本コースとはなにか調べると、葬儀に必要な最低限の設備やサービスを含む、標準的な葬儀プランとあり、一般的に、祭壇やお棺、葬具一式(遺影写真、位牌、焼香台などの必要な道具)などの事のようです。
だとすると、会員特典で値引きしているように見えるけど、結局はしっかり積立金から支払っているってことかな〜
う〜〜ん。
2. 互助会の積立金に消費税がついており、その金額が会員証消費税として加算されている。
2ページ目の積立した金額に消費税がかかって、加算されているところです。↓
これを見た時に「なぜ、積み立てしたお金に消費税がかかって請求されるんだろう?」と疑問に思いました。
「積み立て 消費税」のキーワードで調べてみると
「積み立てしたお金自体に消費税がかかることはありません。消費税は商品やサービスの購入時に課される税金であり、貯蓄や投資には適用されません。」という結果が出てきました。
さらに互助会の積み立てについて調べてみると、互助会の毎月積み立てをしている金額は【税抜き価格】なので、サービスを利用する時に消費税が発生するそうです。
つまり、先ほど出てきた「基本コース」というサービス(商品)を月々、税抜き価格で買っていて、利用する時に消費税がかかった。
銀行に同じ金額を積み立てしてたら、消費税はかからなかったってこと?
銀行の積み立てと同じと考えると、おかしいと思っちゃうんだろうね〜
でも、かーちゃんが互助会に入って、166ヶ月(約14年)も積み立てしてくれたおかげで安くなったみたいだから助かったよ。
葬儀以外にかかるもの
- お布施
- 香典返し
お布施はいくら?
葬儀でお坊さんを呼ぶ事になったのですが、贔屓にしているお寺もなかったので、どこに連絡していいかわからず、とても困りました。
葬儀会社が紹介してくれたお坊さんへ10万円を現金で渡しました。
困った時は葬儀会社が相談に乗ってくれるので、こんな時はとてもありがたいですね。
ちなみにこの10万円は父が用意して払ってくれました。
ありがたや〜。
(*_ _)人
香典返しは香典でまかなえる
香典返しは、手出しすることはなく、いただいた香典でまかなえました。
選んだのは「香典返し専用カタログギフト」。
商品の発注から発送まで、葬儀会社へお任せし、こちらでやったことはカタログの金額を決めて、名簿を作成したことぐらい。
ネットでも取扱いがあり、たくさん種類があるのでそちらを選んでみるのもよさそうです。
互助会のメリット・デメリット
互助会とは
母が知らない間に入っていた互助会。
説明を受けていないので、どのようなものなのか仕組みが全くわかりません。
調べてみると
冠婚葬祭互助会とは、加入者が毎月一定額の掛金を前払金として払い込むことにより、冠婚葬祭の儀式に対するサービスが受けられるというシステムです。
全日本冠婚葬祭互助協会 互助会のしくみより一部を抜粋
とあり、「全日本冠婚葬祭互助協会」という協会のサイトに詳しく内容が載っています。
困ってからでは遅いので、仕組みがよくわからないという方は一度確認しておくといいと思います!
メリット
葬儀会社がすぐ来てくれて困った時は相談に乗ってくれる。
会員値引きで葬儀費用が抑えられる。
亡くなってからどの葬儀会社にする?って悩まずに済んだのは、葬儀会社を通して互助会に入っていたからだと思います。
葬儀会社で葬儀をする。と決めたら互助会に入ると費用が抑えられるので、内容などを決めて最終的に手出しがどのくらいになるのか?までしっかり聞いておくと安心できますね。
(๑•̀ㅂ•́)و✧
デメリット
葬儀をやりたくない人、もっと自由に葬儀をやりたい人には不向き。
メリット・デメリットは自分がなにも知らない状態で互助会を間接的に使った感想になるので、この記事を読んでる皆さんに当てはまることではないかもしれません。
個人の見解ですが、互助会に入っている限りその特性が活かせるよう、多額の請求はされないような気がします。
葬儀は一つひとつの金額の正当性がハッキリしません。また値引き金額の根拠がわからないのも、請求書を見てモヤモヤした原因のひとつです。
スーパーで買う大根やキャペツだったら、だいたいこのくらいの金額だとわかるのですが、柩や骨壷、祭壇、お花や果物がいくらが妥当か、なんてことを考えることは自体、不毛なのかもしれません。
請求された30万円をどう払ったかは以前の記事に書いています。↓
まとめ
互助会の仕組みがわからず苦労しました。
母から生前、葬儀についてどうしたいか、意思確認をしなかった自分にも責任があります。
互助会に積み立てた166回×3,000円=498,000円を手数料かかってもいいので返してもらって、その金額に収まるようにしたかった。
そうすれば、新たに30万円を手出しする必要もなかったのではないか?
豪華な祭壇もお通夜も葬儀もいらない。
家族だけでひっそりと母を見送りたかった。というのが本音です。
娘には同じ思いをさせないよう、葬儀費用は自分で(現金で)用意して、死んだ後の葬儀をどのようにしたいかを伝えておかなくては、と請求書の金額を紐解きながら考えさせられました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
6年が過ぎた母の命日に、冷静に葬儀について考えることができました。
少しでもお役に立てたり、誰かの困ったに寄り添えあえたら幸せです。
(n´ω`n)♡
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