携帯電話もゲームもない昭和時代、テレビと本が娯楽でした。
本好きだったわたしの影響か、娘も本好きに育ってくれて、今は図書館関係の仕事をしています。
数ヶ月に一度、100冊程度本を選ぶためたくさんの本を調べるので、新しい本の情報にはかなり詳しい。👀
そんな娘にいつも
なんか面白い本ない?
と、よく聞きます。
そんな無茶振りをするわたしと娘が読んで面白かった、個人的に買った本をご紹介します。
今回はあまり本を読むのが得意じゃない人でも読める本ですので、是非参考にしてください。
(^O^)!
サクッと読めて後味スッキリ!「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈
まず最初はこちら。
おお〜
表紙が漫画チックだね〜
そやね〜
若い人に本に興味を持ってもらうにはまずビジュアルから。
内容も重たくないし、サクサクっと割と楽に読めるよ
ほうほう、で
どんなお話なの?
主人公の「成瀬」は我道を貫くちょっと変わった女の子。
そんな成瀬を取り巻く人たちと成瀬のスクールライフを書いた小説だよ。
っておかーさんも読んだでしょ。
うん、読んだ。
面白かった。
いつもは3行読むと眠みがくるけど、これは大丈夫だった。
なにがよかった?
テンポがよかった。
主人公の淡々とした話し方もそうだけど、展開が早いので読んでいて苦にならない。
なにより話しが暗くない。重たくない。笑
明るく前向きな気持ちになるのがよかったかな〜。
漫才の話とか笑えるし。
あまり重たい内容の小説が読みたくない人。
気分転換になる本が読みたい人などにおすすめの1冊です。
ちなみに続編も出ているようです。
むむむ。これはドラマ化を狙ってる?
インテリアの参考になる「Rooms」海島千本
とうとう出ちゃった。
小説じゃない、イラスト集。
いいじゃん。
キレイなんだもん。
絵が好きだな〜。
中身はちょっとしたマンガとイラストで構成された全編カラーのイラスト+コミック集です。
テーマ別に9つのROOMがあって、かわいい女の子とアイテムで埋め尽くされた見てるだけで癒やされる本です。笑
猫と暮らしたり、植物が好きだったり、料理が好きだったりと一人ひとり好みが違う部屋が淡いカラーで描かれいて、ただなんとなく開いてぼ〜と眺めてしまいます。
背表紙のイラスト。
天井から吊るされたレースのカーテンは、お姫様のベットを思い出します。
天蓋(てんがい)カーテンと言うそうで、「天蓋ベッド」「プリンセスベッド」とも呼ばれて、なんとネットで手に入れることができます!
これは娘が個人的に買った本で、インテリアの参考にもなる本でした。
東京ひとり暮らし女子のお部屋図鑑
そしてお次はこれ。
な、なんと
またまたイラスト集?
そして部屋のやつ
そだよ〜。
いいじゃん、好きなんだもん。
こちらは「東京ひとり暮らし女子」とタイトルにあるとおり、中野、赤羽、中目黒など東京の街でひとり暮らしをしている女の子たちをイメージして、間取りやお部屋がイラストと漫画で綴られており、見ているだけで楽しい本です。
「読む」というより、カタログ感覚で「観る」という感じ。
絵柄は「Rooms」がきれい系だとすると、こちらは可愛い系といった感じ。
こだわりの家具やアイテムなども個別に描かれてあり、こちらもインテリアだったり、お部屋作りの参考になります。
背表紙はこんな感じ。
ピンク色が女心をくすぐられるのはわたしだけではないはず。笑
ゆったりくつろぎたい時に見ると和む、おすすめの本です。
こちらも娘が個人的に買った本。
(どんだけ買うねん、^^;)
九州のテッペン・地球の歩き方「北九州市」
こちらは小説でもイラスト集でもない、観光ガイド本です。
国内外のガイドブック発行している「地球の歩き方」シリーズが、初めて「市」に焦点をあてたガイド本。
なぜ、こちらをおすすめするかというと、わが町のことが書いてあるからです。
(*^-^*)
九州出身、もしくは在住だとわかると思いますが、九州を知らない、行ったことがないという方は北九州と聞いて何県にあるかわかるでしょうか?
北の九州だから、九州の北の方?
九州の北って何県?ぐらいの感覚だと思います。
北九州市は福岡県にあって、九州の地図でいうと上の出っ張ったところあたりになります。
💖のところあたり。^^;
正直、福岡市よりは田舎で人口もそんなに多くはありません。
なのに福岡市を差し置いて、なぜ北九州なの?って地元民でさえ思いました。
表紙になっているモノレールは小倉駅に直結しているため、下から見ると銀河鉄道999のワンシーンのような光景を見ることができます。
モノレールは広告ランピングされているので、いつも彩りがあって華やかな感じ。
銀河鉄道999のラッピングがされていたときは、このイラスト通りでした。
このモノレールのすごいところは、何と言っても悪天候でも止まったことがない。ことです。
台風だろうが雪が降ろうが運休したのを見たことがありません。
新幹線や列車、バスが台風や雪で運休する中、モクモクと走るモノレール。
1年中、ほぼ時間通りにやってきて、時間通りに進んでいくモノレールは北九州市民の足として大活躍中です!
٩( ‘ω’ )و
あと一つ、モノレールは小倉駅の駅ビルの中に入っていくので、雨でも濡れない。そして、JRの改札まで歩いて1分くらいなので、乗り換えが楽なのも嬉しいポイントです。
300ページを超えるガイド本は、中に書かれている情報量が半端ない。
テレビの取材でタレントが訪れることが多い「旦過市場」は北九州の台所。
最近起きた2度の大きな火事で一部がの店舗が被災してしまいましたが、今もまだ残ったお店で営業を続けています。
新鮮なお魚や野菜、惣菜、角打ちや飲食店などがずらりと並んでいて、見ているだけでも楽しいところ。
すぐ近くには商店街もあるので、フラフラと散歩するにもおすすめの場所です。
そして、北九州市民のソウルフードといえば「うどん」!
中でも「資さんうどん」はチェーン店で、北九州市内のあちこちにあります。
ごぼう天と肉をトッピングした「ごぼ天肉うどん」が人気。
うどんをそばにすることもでき、カツ丼やカレー、おでんにぼたもち(おはぎのでっかいやつ)などメニューが豊富でご飯時はファミリー層でお店の中は賑わっています。
本来北九州の肉うどんの肉はゴロゴロのかたまり肉で、出汁の見た目は濃いめのうどんが特徴です。
これが同じ福岡県でも博多のうどんと違うところ。
資さんうどんはどちらかというと麺は柔めなので、博多のうどんに近い感じがします。
そのほかにも「津田屋流 豊前裏打会」と言って、コシがある麺が特徴のうどん屋さんもありますが、これだけで1つ記事ができそうなのでうどんの話はこの辺で。
そして、北九州は映画の街と言われ、映画のロケ地として様々な映画に利用されてきました。
「図書館戦争」では「北九州市中央図書館」。
「MOZU」では地元の百貨店・「小倉井筒屋」、「JRA小倉競馬場」「商店街」「北九州空港」。
「相棒-劇場版IV-」では大通りをすべて封鎖して3,000人のエキストラを使って撮影するなど、かなり映画撮影に協力しています。
かくいうわたしも、「MOZU」のエキストラとして参加し、逃げ惑う人として0.5秒くらい画面に映っていました。
(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)テレッ
北九州フィルム・コミッションではエキストラを募集していて、登録しておくと撮影がある時に「参加しませんか〜」とメールが届きます。
ボランティアなので基本謝礼はありませんが、撮影の裏側や役者さんの素の姿などが見られて、「お、おおぅ〜〜」とちょっと感動しちゃいます。
「MOZU」の撮影では、「JRA小倉競馬場」が空港として様変わり。
張り紙やゴミ箱、細かいところがすべてが空港仕様となっていて、美術さんのクオリティの高さにビックリ!
演者の西島秀俊さんはテレビで観る以上に細い!そして爽やか〜。
ご挨拶されている立ち姿は本当にカッコいい!まさに「映える」とはこのこと。
他にもタレントの寺門ジモンさんなど多くの芸能人があしげく通う寿司屋の名店や、ロバートの秋山さん、馬場さんの出身地「門司」はレトロの建物で有名で、デートスポットでもあります。
そんな北九州の魅力が詰まった1冊。
地元民でさえ、知らない情報がたっぷりで読んでるだけで行ったような気分になれます。
地球の歩き方「北九州市」は、わたしが買ってみたら意外に面白かった!おすすめの本、でした。
以上、クスッと笑ってもらったり、お役に立てたら嬉しいです!
*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
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