外で働いているといろんなことがありますよね。
自分の実力不足からの失敗、理不尽な言いがかり、よく分からない会社の決まり事、非効率な仕事の進め方をする上司、何故か仕事をしない人たち。
仕事だから我慢しないと。頑張らないと。と思っても納得がいかない、頑張れない時があります。
あ、ヤバい、心が潰れそう。
今回はそんな時に読むとフワッと心が軽くなった本と、その内容を一部を抜粋してご紹介します。
ことばで心が救われることを知った1冊
仕事をがんばるあなたに 心を決めたあのことば3
全国からネットで一般公募した「心を決めたあのことば」の第3弾。
仕事で悩む心を励ましてくれた、仕事仲間や身近な人からのひとことをまとめた1冊。
応募総数4054作品の中から、入賞した100のことばは、それはそれは優しくわたしの心の中に入ってきて癒してくれました。
それでは、さっそく一部を抜粋してご紹介。
左側には、投稿者が応募したことば。
右側には、そのことばを言われた時の状況を、本書より抜粋して載せています。
頑張ってもほめられない理由を知った、ひとこと
入社してお客様に怒られる回数の多さに嫌になり、こんなに頑張っているのにと先輩の前で泣いた時言われました。先輩のことば通り気が楽になりました。
仕事をがんばるあなたに 心を決めたあのことば3より
仕事に関しては役職関係なくはっきり言う方なので、成果をほめられるより叩かれることが多かった。
別にほめられたくて仕事をしているわけじゃない。と突っ張ってみても、たまにアメが欲しくなることもあります。
そんな時に、目に止まった言葉がこれ。
なるほどね〜。と腑に落ち、気持ちが楽になりました。
それと同時に自分はなるべくほめる人でありたいと思うようになりました。
へ〜。そう言うもんなの?
他人が自分より能力があるのことを認めたくないんじゃないかな?
多分、本能的に。
でも、それは悪い訳ではないよ。そう言うやり方しか知らないんだよ。
あ、でも、このことばのおかげでなんか吹っ切れた。
非難の方が得意じゃしょうがないなぁ〜って。
そっかー、気持ちが楽になってよかったね。
仕事の取り組み方を変えてくれた、ひとこと
お茶くみ・コピー焼き、新入社員の仕事の登竜門。社会人一年生やる気満々の生意気ざかりの私に、先輩が言ったことば。「同じするなら、楽しく、気持ちよくしようよ」ってね。そのことばを忘れず、働き続けています。
仕事をがんばるあなたに 心を決めたあのことば3より
かなり刺さりました。
「雑用」って言う仕事はないんだ。って気付かされた言葉。
多くの会社には「名前なき家事」のように職場でも「名前なき仕事」というものが風習のように残っています。そしてその大半を女性がこなしています。
お茶くみ、訪問者対応、トイレ掃除、お昼ご飯の手配、ちょっとした買い物、銀行へ振り込み、会社の備品整理等、やっていることをあげたらキリがありません。
おかーさん、なんか愚痴ってない?
そりゃ愚痴りたくもなるよ〜
名前なき仕事って山ほどあって、その仕事プラス、自分の仕事をこなさないといけない。
掃除のために早朝出勤をした時は、なぜ女性だけなんだろうって疑問に思ったよ。
なんで男の人はしないの?
なぜ?
うーん、それはわたしにはわからない。
日本の中小企業あるある、じゃない?
だから考え方を変えてみた。
他人は変えられないけど、自分は変えることができる!
名前なき仕事を「雑用」と思わず、一つの大事なミッションだと思って丁寧にやってみました。
「雑」に扱わず真摯に取り組む。
そうすることで、本来の仕事もはかどるようになり、モチベーションも維持することができました。
自分を変えることができた、かけがえのないひとことです。
楽しい人生は難しいと思い知った、ひとこと
私はどんな職に就こうかと悩んでいました。母は「大きな会社に入れ」と、先生は「早く就職しろ」と、私の希望とはまったく違うような仕事を推してきます。自分がわからなくなった時に、仕事で単身赴任中の父に言われたことば。
仕事をがんばるあなたに 心を決めたあのことば3より
人生の半分、楽しくしたい!
そうでありたい!と思ったひとこと。
仕事をすること、働くということは好きですが、悲しいかな、心底楽しいと思ったことはありません。
生きてくために必要で、お金を稼ぐために働いていたので、楽しいという観点で仕事を選ばず、しんどいことの方が多かったからです。
しんどくなり過ぎたら、その職場を離れ、それを繰り返すうちに派遣で働くのが楽になっていました。
さまざまな職場、仕事を経験しましたが、「楽しい」にまだ巡り合っていません。
楽しいと思える仕事をすること=人生の半分を楽しくすることは難しい。
でも、今はインターネットを利用して自分の得意を活かせる時代。
残りの人生の半分を楽しくできるよう、今ブログや物販など頑張ってます!
おかーさん、もう50過ぎてるんだから遅くない?
娘よ。
何かやろうと思ったら「今が一番若い日」なんだぜ!
自分の人生、楽しくできるのは自分だけ。
やるか、やらないか。
変わりたかったら年齢関係なくやるっきゃない!
そっかー。
じゃ、身体に気をつけて頑張ってね!
子育てにも当てはまると思った、ひとこと
課長に就任し、大勢の部下を持ち不安な時に、一番尊敬する先輩から、人の育成の極意をアドバイスいただきました。
仕事をがんばるあなたに 心を決めたあのことば3より
子育て中に、どこかで「怒る」と「叱る」は違うと言われたことがあります。
「怒る」は感情に任せて、自分のフラストレーションをただ爆発させている感じ。
「叱る」は相手のことを思いやって、優しく諭す感じ。
怒りが込み上げてくると、「怒る」ことしかできません。
でもそれだと、自分も相手も嫌な感情しか残らず、問題の解決になっていないことに気がつきました。
「叱る」ためには感情のコントロールが大事。
「怒り」が込み上げてきた時は、大きく深呼吸して、一旦湧き上がった気持ちを落ち着かせます。
子どもを叱るときは、ただ「叱る」ではなく、心を込めて叱るようになりました。
人を育てる上では、大人であろうが、子どもであろうが同じなんだと気づいた、心に残ったひとこと。
・・・。
おかーさん、いつもめちゃくちゃ怒ってたよ。
あちゃ〜。
思ってただけで、実践できてなかったのか〜。
よし!これから頑張る!
伸びしろに期待して!
もう、十分がんばっているあなたへ。たまにはひと休み。
益田ミリさんの「きみの隣りで」は子育て中に読みたかったな〜と思った1冊。
森の中で暮らす早川さんと家族や友人、そして森の中で出会った人たちの物語です。
マンガなのでさらっと読み終えますが、ドラマティックなことは一切起こらないのになぜか心に残ってしまう不思議な本です。
そっと寄り添ってくれる。そんな気がして、なんだかしんどいな〜と思ったら開いてしまってます。
( ´∀`)
終わりに
「仕事をがんばるあなたに」は20年以上前に発行されていますが、一つひとつのことばが熱くて、今読んでも胸に込み上げてくるものがあります。
著名人のことばじゃなくて、ごく普通に仕事を頑張ってる人から発せられたことばは難しくなく、心にスッと入ってきて癒してくれたり、励ましてくれたり。
行き詰まっていて、もがいている時には救いになることばたちです。
たかかことば、されどことば。
些細なひとことで傷ついたり、助けられたりしながら、自分自身は誰かの心に寄り添えるような、そんなことばを紡いでいけたらいいな、と思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
クスって笑ってもらえたり、何かの参考になれば嬉しいです。
( ⸝⸝⸝ ᐢ ᵕ ᐢ ⸝⸝⸝ )
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